大の里の性格は悪い？不祥事から見えるうわさのひとり歩き

2025年5月28日に昭和以降最速のスピードで横綱へと昇進した大の里関。

そんな大の里関には「キライ」や「性格悪い」といったサジェストが見られます。一体なぜでしょうか？

どうやら，過去の不祥事やうわさ（？）が蒸し返されているとの見方があるようです。

この記事では大の里関の性格は本当に悪いのか？不祥事などから紐解いていきます。

大の里関の経歴

大の里関のプロフィール

大の里関の経歴

2006年（小学1年生）	相撲教室で相撲と出会う
2012年（小学6年生）	相撲留学で圏外の中学へ
2019年（大学1年生）	全国学生相撲選手権で学生横綱になる
2022年（大学4年生）	第11回ワールドゲームズ無差別級で金メダル 大相撲の幕下10枚目格付出資格取得
2023年5月場所	二所ノ関部屋に入門，四股名は「大の里」 幕下10枚目格付出：6勝1敗
2023年7月場所	新十両に昇進 東幕下3枚目：4勝3敗
2023年9月場所	9連勝でストレート勝ち越し 十両14枚目：12勝3敗
2023年11月場所	十両5枚目：12勝3敗
2024年1月場所	新入幕として横綱・照ノ富士と対戦 前頭5枚目：11勝4敗（敢闘賞，技能賞）
2024年3月場所	幕内優勝 前頭5枚目：11勝4敗（敢闘賞，技能賞）
2024年5月場所	幕内優勝 小結：12勝3敗（殊勲賞，技能賞）
2024年7月場所	関脇：9勝6敗（殊勲賞）
2024年9月場所	幕内優勝，大関に昇進 関脇：13勝2敗（敢闘賞，技能賞）
2024年11月場所	大関：9勝6敗
2025年1月場所	大関：10勝5敗
2025年3月場所	幕内優勝 大関：10勝5敗
2025年5月場所	幕内優勝 大関：14勝1敗
2025年5月28日	横綱に昇進

大の里関の不祥事・うわさ

経歴をご覧いただくと分かる通り，大の里関は異例のスピード出世を果たしています。

これだけ活躍を見せていれば，色んな不祥事やうわさがあちこちで起こり始めます。なかには『邪推じゃないの？』と思うようなものもありますので，紹介したいと思います。

不祥事・うわさ①　稽古嫌い

大の里関は稽古嫌いといううわさが広がっています。

これは角界の関係者から指摘されているようで，異例のスピード出世についても「恵まれた体格と才能で勝っているだけ」と言われています。

師匠が見ている前でも平気でサボるほどに稽古嫌い。いまは恵まれた体格と才能で勝っているだけ。年齢的にも目の色変えて稽古しなければならない時期なのに歯がゆいほど。稽古不足はケガにもつながる。

引用元：神谷光男「スポーツ随想」

大の里関はまだ若いので，出世を快く思わない人もいるのではないでしょうか。そういった声が際立って報じられている可能性もあります

というのも，大の里関の学生時代までさかのぼると実際はかなり努力家であると思われるエピソードがあります。詳細はこちらの記事でまとめているので，ぜひご覧ください。

不祥事・うわさ②　未成年への飲酒強要

2023年9月頃に大の里関が20歳未満の幕下以下の力士と茨城県阿見町の部屋で飲酒したと報じられました。

これを受けて日本相撲協会は大の里関と二所ノ関親方（元横綱・稀勢の里）に厳重注意をしたようです。

去年9月　同じ二所ノ関部屋所属の幕下以下の力士が20歳未満と知りながら部屋内でともに飲酒。

二所ノ関親方が2人に厳しく指導し，協会に報告，ヒアリング調査を実施しました。調査を受けて，日本相撲協会は大の里関と二所ノ関親方にコンプライアンス部長から厳重注意を受けました。

引用元：日テレNEWS　2024年4月23日

しかも，二所ノ関部屋では2024年にも未成年力士への飲酒強要が取り沙汰され，先輩力士や弟子を預かる親方としての監督責任が問われています。（こちらの詳細はのちほど）

一方で，肌感覚としてスポーツ界では表沙汰になっていないだけで飲酒強要が横行している側面はあると思われます。日大ラグビー部など強豪校ほど報道されているイメージはあります。

実力主義の世界では，「先輩の命令は絶対」という思想は強いでしょう。

もちろん大の里関にも責任はあります。”お酒は飲んでも飲まれるな！”と肝に銘じて，悪いイメージを払しょくしてほしいですね。

不祥事・うわさ③　先輩イジリ

大躍進を遂げ，24歳の若さで横綱の地位まで上りつめた大の里関。

そんな大の里関による”先輩イジリ”が横行しているそうです。その不祥事のひとつが2024年に発生した「飲酒強要」です。

未成年で番付外だった年下の兄弟子・総勢山に風呂場で飲酒を強いるなどを繰り返していたと報じられています。

角界は上下関係にかなり厳しいイメージですが…。というのも，これだけの活躍を見せていますので，二所ノ関部屋では特別扱いされているようです。

先輩にちょっかいを出し，本気で”やめろ”と怒られても，みんなの前で何度も繰り返す。相手が迷惑がっているのを見るのが楽しくて仕方がない感じで。そういう時，いつも悪童面して笑ってますよ

引用：週刊新潮2025年6月5日号

お酒の席とはいえ，常識はわきまえなければいけません。どうやら大の里関の酒癖は悪いようですね。

まとめ

今回は大の里の性格は悪いのか？について，まとめてみました。

一部邪推による悪評もありますが，「酒癖が悪い」というのは信憑性が高いかもしれませんね。お酒の席での不祥事を2回も起こしているので，今一度横綱としての自覚を持ってもらいたいものです。

ですが，悪い話ばかりではないのも事実です。家族思いな一面も多く報じられているので，こちらについてもぜひご覧ください。

横綱となった今，角界の期待を一身に背負っている状況ですので，ぜひ大の里関にはお手本力士となるような立ち振る舞いを心がけてもらいたいものです。

最後まで読んでいただき，ありがとうございました。